≪コープオリンピア≫
所在地： 渋谷区神宮前6-35-3
交通： 「原宿駅」徒歩2分 「明治神宮前駅」徒歩1分
竣工： 1965年3月
構造： RC造地上8階
設計・施工： 清水建設㈱
間取： 1K ～4LDK
総住戸数： 164戸
備考： 24時間有人管理・セントラル空調・ゲストルーム・ヴィンテージマンションの代表格・・・etc
1965年、東京オリンピックの翌年に、原宿駅前、表参道の終点に建った存在感のあるマンション。
オリンピックにちなんで命名された「コープオリンピア」です。原宿に来られた方は一度は目に入っているはずです。
ギザギザの外観が特徴で、どの部屋も日光が入るように採光性を考えられて、このようなデザインになっております。表参道のケヤキ並木も望めます。
「ホテル並みのサービス」を目指したこのマンションには、当初から24時間有人管理。
ゲストルームや現在は使われておりませんが屋上には子供用のプールもあります。
内廊下には立派な赤ジュウタンが敷き詰められており、高級マンションとして確立されました。
当時は大型集合住宅というと、住むのに困った人たち向けに建てられたものが多く、いわゆる高級マンションというような憧れの存在として建てられたのはこのコープオリンピアが初めてではないでしょうか。最近では多くありますが、日本第一号の「億ション」です。
かつては地元住民と明治神宮への参拝客が通行する程度の閑散とした通りでしたが、東京オリンピック後、これに追随して建設された表参道周辺の高級マンションに富裕層の人々が集まり、1972年には地下鉄・明治神宮前駅開業などもあって商業地区に発展し、現在の表参道の国際的な雰囲気が形成されていきました。
長い間、表参道の顔として存在していた同潤会青山アパートや原宿セントラルアパートが取り壊され、昭和の雰囲気が無くなってきて、寂しい気持ちもありますが、代わりに当時の雰囲気を引き継いでくれてます。
現在、住民達による建て替えが検討されており、賃貸物件は「建て替えまでの定期借家」となっております。
一度は住んでみたい「コープオリンピア」。
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